そばの「三たて」とは
更新日:2019年4月18日
三たての一『挽きたて』
製粉したばかりのそば粉を使用するという意味。
そば粉は香りと味が命です。製粉してから時間が経つにつれ、香りや味が落ちていきます。
挽きたてのそば粉を使うということが、極上のそばをつくるうえでの第一条件です。
三たての二『打ちたて』
言わずと知れた打ちたてのそばのこと。
打ってから時間が経ってしまうと、やはり香りや味が落ちていきます。
三たての三『茹でたて』
茹でたそばは早く食べないと、すぐにのびてしまいます。
茹で上がったら水ですすいで、何よりすぐに食すのが、大切です。
そばのお話し
そばの伝来については諸説ありますが、原産地は中国南西部の山岳地帯、雲南省周辺といわれています。
日本への伝来についても朝鮮半島から対馬を経由した説や、中国大陸から九州への説、シベリアから北日本に入った説など諸説ありますが、いずれにしても縄文時代には、すでに日本でも栽培が始まっていたようです。
そばは、タデ科ソバ属の1年草で、収穫までの日数が短いことや、乾燥に強く吸肥性にも優れていることから、救荒作物として普及・定着し、日本各地で栽培されるようになりました。
麺やお菓子の原料としてのみならず、焼酎やお茶の原料、そして最近ではスプラウト(新芽)の原料としても利用されています。
挽きたて
打ちたて
茹でたて