新型コロナウイルスに関する町長からのメッセージ（5月17日）

5月10日から、邑楽町でも65歳以上の高齢者を対象とした優先接種が始まりました。
予約受付に際しては、コールセンターの電話が混雑し結果として予約に至らず、町民の皆様には大変ご心配とご不便をおかけしました。この反省を生かし、第二次募集ではこれまでのやり方を改め、往復はがきによる接種希望者の全数把握を行い、ご高齢の方から順に準備ができ次第、接種日時を指定させていただくことといたしました。

町民の皆様には大きな不安を抱かれていることとは思いますが、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

現在のワクチン接種を巡る状況として、国からのワクチンは、ほぼ安定して供給されるようになってきました。町では、7月末までの完了を目指して、一日あたりに接種できる人の枠の拡大や土日の接種実施に向けて、現在医師会と協議を重ねています。

また、今月末に開設される予定の県太田接種センター（県営ワクチン接種センター）では、モデルナ社製ワクチンを利用することになっており、邑楽町の接種希望者の65歳以上のうち比較的若い対象者を中心に受け入れてもらえるよう調整を図っています。

町民の皆さまには引き続き、予防のため、できることはすべてやるという気持ちを持ち続け、感染拡大の防止にご協力ください。
また、これからさらに感染が広がると、身近な所でも感染者や濃厚接触者と思われる人が増えてくるかもしれません。感染症は、いつ誰がかかっても不思議ではありません。それらの人たちが差別や偏見にさらされることがないよう、お互いの言動に十分注意し、思いやりのある地域社会をつくっていきましょう。

今回の接種に使用しているワクチンは、一度解凍し希釈すると翌日以降に使用することができないものです。町の接種会場では、急なキャンセル等で余剰が出た場合はワクチンを無駄にしないよう、接種会場内の医療従事者、接種従事者（民生委員、職員等）、町三役（いずれも65歳以上を優先）に接種をしています。

また、過日、私がコロナワクチン接種を受けたことが報道され、お問い合わせやご意見をいただいております。私の接種については優先的に接種したというわけではありませんでしたが、頂いたご意見を真摯に受け止め、希望者全員が接種を完了するまで町としても全力で取り組み、皆さまの安心安全につなげてまいりたいと考えております。

令和3年5月17日
邑楽町長 金子正一